筋トレは毎日やってもいい?|始めたばかりなら、毎日少しずつが近道になることも
- 筋トレを始めたばかり、またはこれから始める方
- 毎日やっていいのか、週2〜3回がいいのか迷っている方
- 「筋肉は休ませないといけない」と聞いたことがある方
筋トレを始めよう、と決めたとき。
「毎日やったほうがいいのかな?」
「でも、筋肉は休ませないといけないって聞いたし……」
どのくらいの頻度でやればいいか、迷ったことはありませんか?
実際、お客様から「筋トレは毎日やってもいいですか?」と聞かれることがあります。「筋トレは週2〜3回、間に休息日を」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃいます。
ただ、この「週2〜3回、間に休息日を」は、しっかり負荷をかけて筋トレをすることが前提の話です。
始めたばかりで、まだしっかり負荷をかけることに慣れていないうちは、休息が要らないくらいの量を毎日続けるのも、効果を出すための一つの方法だと私は考えています。毎日少しずつで筋力が伸びた、という研究もあります。
この記事では、その理由と、毎日やるときの目安をお伝えします。
早速見ていきましょう。
この記事の結論を先にお伝えします
- 「週2〜3回、休息日を」は、しっかり負荷をかける筋トレが前提の話
- 始めたばかりなら、休息が要らないくらいの量を毎日続けるのも、効果を出すための一つの方法。毎日少しずつで筋力が伸びた研究もある
- 毎日がハードルなら、週2〜3回からでもいい。目安は、翌日に筋肉痛や疲れが残らない量にすること
筋トレで結果を出すいちばんの鍵は、続けること
筋トレを始めるのは、何か目的があるからですよね。体を引き締めたい、体力をつけたい、年齢とともに筋肉を落としたくない、などです。
私は、その目的を達成するためにいちばん大切なのは、続けることだと考えています。
そして、続けるために欠かせないのが、次の2つです。
- 実感:「体が変わってきた」と感じられること
- 習慣:「よし、やるぞ」と気合いを入れなくても、自然に体が動くようになること
実感を得るには、根拠に沿った正しいやり方でトレーニングすることが大切です。どのくらいの頻度でやるかも、その一つですね。
では、習慣のほうはどうでしょうか。こんな研究があります。ジムに入会したばかりの111人を、12週間追いかけたものです。
運動が習慣になるための最低ラインは、週4回以上を6週間続けることでした。
習慣になりやすかったのは、毎回同じように続けること、やることがシンプルなこと、楽しいと感じられることでした。研究者はトレーナーに向けて、始めたばかりの人には運動をシンプルで楽しいものにして、続けることを大事にするようすすめています。
※筋トレに限らず、運動全般を調べた研究です。
習慣を作るという点では、週2〜3回より多い回数が目安になっていた、ということですね。
では、よく聞く「週2〜3回、休息日を」は、どういうことなのでしょうか。
「週2〜3回、休息日を」は、しっかり負荷をかける前提の話
お客様の中には、「筋肉は休ませないといけないから、毎日はダメ」と思っている方もいらっしゃいます。
たしかに、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、筋トレは週2〜3日がすすめられています。そして、こう書かれています。
筋トレを実施する際は、筋肉にしっかり負荷をかけるとともに、休息日もしっかり設けることを意識しましょう。
出典:e-ヘルスネット「『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』情報シート:筋力トレーニングについて」
「しっかり負荷をかける」と「休息日を設ける」が、セットで書かれているのが分かりますよね。
また、週2〜3日がすすめられているのは、これまでの研究で使われていたプログラムに、週2〜3日のものがいちばん多かったから、とされています。毎日やるとよくない、という理由ではありません。
実際、頻度を比べた研究をまとめると、こうなっていました。
- 筋肉のつき方(25件の研究のまとめ):1週間の合計が同じなら、何回に分けても差はなかった
- 筋力の伸び(22件の研究のまとめ):1週間の合計が同じなら、何回に分けても差はなかった
1週間の合計が同じなら、分け方で結果ははっきり変わりませんでした。
つまり、休息日が必要になるのは、1回でしっかり負荷をかけたときの話だと考えられます。
始めたばかりなら、休息が要らない量を毎日、という選択肢
では、始めたばかりの方はどうでしょうか。
始めたばかりの頃は、しっかり負荷をかけることに、まだ体も気持ちも慣れていないものです。フォームを覚えている段階では、休息が必要になるほどの負荷をかけられないこともあります。
であれば、休息が要らないくらいの量を毎日続けるのも、一つの方法だと私は考えています。毎日やることで動きを体が覚えやすくなりますし、先ほどの研究のとおり、習慣にもなりやすくなります。
毎日少しずつ、について、こんな研究もあります。若い成人36人を3つのグループに分けて、肘を曲げる筋肉の筋トレを4週間続けてもらったものです。
| やり方 | 1週間の合計 | 4週間後の筋力 |
|---|---|---|
| 週1回、6回だけ | 6回 | 変化なし |
| 1日6回を、週5日 | 30回 | 9〜14%伸びた |
| 週1回に、30回まとめて | 30回 | はっきりとは伸びなかった |
1週間の合計が同じでも、毎日少しずつのほうが筋力は伸びていました。
※若い方を対象に、腕の筋肉1か所で調べた研究です。
お客様の中にも、自宅で毎日少しずつ運動している方がいらっしゃいます。

始めたばかりの時期こそ、毎日少しずつ続けることに、結果を出す近道が隠れているかもしれませんね。
毎日がハードルなら、週2〜3回から始めてもいい
もちろん、少しでも毎日というのは難しい、という方もいると思います。
その場合は、週2〜3回から始めて大丈夫です。厚生労働省がすすめている頻度そのものですし、何より続けられる形がいちばんです。
毎日やる場合は、目安がひとつあります。
翌日に筋肉痛や疲れが残らない量にすることです。
ちなみに、慣れない動きは、軽い負荷でも筋肉痛が出やすいものです。始めたばかりの頃は特に少なめにして、翌日に筋肉痛が残るようなら、量を減らしましょう。筋肉痛との付き合い方は、筋肉痛が出ないと効果なし?|心配しなくていい理由でもお伝えしています。
まとめ
- 「週2〜3回、休息日を」は、しっかり負荷をかける筋トレが前提の話
- 始めたばかりなら、休息が要らないくらいの量を毎日続けるのも、効果を出すための一つの方法。毎日少しずつで筋力が伸びた研究もある
- 毎日がハードルなら、週2〜3回からでもいい。目安は、翌日に筋肉痛や疲れが残らない量にすること
毎日か、週2〜3回か。どちらを選ぶにしても、いちばん大切なのは続けることです。
まずは、明日もできる量から始めてみましょう。
何から始めればいいか迷う方は、運動習慣ゼロから始める!40代・50代が無理なく続ける運動のコツと効果もあわせてご覧ください。
当ブログでは、今回のような「よく聞くけれど、本当かどうか分からない話」を、研究にあたって確かめています。気になるテーマがありましたら、また覗いてみてください。
続けられる始め方を、一緒に考えませんか
「毎日と週2〜3回、自分にはどちらが合うのか分からない」
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