前回の記事では、夏に向けて体を変えたい人ほど、問題になるのは「夏前に急に頑張ること」だという話をしました。
体力や体の使い方、食事の土台が整っていない状態で、春以降に一気に運動量や食事を変えようとすると、失速しやすく、結果につながりにくいからです。


(前回の記事:https://www.hm-healthliteracy.com/start-now-for-summer-diet-preparation/

では、夏前に慌てて頑張らなくて済むように、冬の今はどんな準備をしておけばいいのか
この記事では、「今すぐ痩せる方法」ではなく、春以降に運動や食事を無理なく積み上げられる状態を作るための行動に絞って整理します。

今の過ごし方次第で、春以降の体の反応は大きく変わります。
焦らず、でも何もしないわけでもない。そのちょうど良い立ち位置を明確にしていきます。

夏に向けて、今の時期にやるべきことの考え方

夏に向けて体を変えたいと考えると、「もっと動かなきゃ」「食事を減らさなきゃ」と、どうしても“頑張る方向”に意識が向きがちです。
ただ、ここで押さえておきたいのは、うまくいかなくなる原因は頑張ること自体ではなく、準備がないまま夏前(春〜初夏)に急に頑張ろうとすることだという点です。

体力が落ちたまま、体の使い方が整っていないまま、食事のリズムも崩れたままでは、春になって運動量を増やそうとしても体がついてきません。
その結果、

  • きつく感じてしまう
  • 続かなくなる
  • 思ったほど変化を感じられない

といった状態に陥りやすくなります。

そこでこの記事では、夏前に慌てて頑張らなくて済むように、今の時期から整えておきたいことを、次の3つの視点から整理します。

  • 体力:疲れにくく動ける土台を作る
  • 体の使い方:関節や筋肉を正しく使える状態に整える
  • 食事:減らす前に、崩さない習慣を身につける

どれも派手な内容ではありませんが、春以降に少し負荷を上げたときの体の反応を変えるために欠かせない土台です。

冬の今からやっておくべきこと①:体力の土台を整える

冬のうちに体力を高めておくことで、春以降の運動が成立しやすくなる

夏前からダイエットに向けて運動を始めようとすると、目標となる時期までの期間はどうしても短くなります。
そのため、「できる範囲で少しずつ」というよりも、ある程度の運動量や運動強度をこなすことが前提になりやすくなります。

このとき問題になるのは、「やる気があるかどうか」ではありません。
その運動量や強度を、体が受け止められる状態になっているかどうかです。

もともと運動習慣がなかった人の場合、体力の土台ができていないまま運動量を増やそうとすると、「思った以上にきつい」「疲れが抜けない」と感じやすくなります。
結果として、継続できずに途中で止まってしまうケースも少なくありません。

だからこそ、冬のうちにやっておきたいのは、体力を維持することではなく、春から夏にかけて必要になる運動量をこなせるだけの余裕を、あらかじめ作っておくことです。
冬の今の時期に体力を高めておくことで、春以降に運動量を増やしても無理が生じにくくなり、結果として夏前に「頑張りすぎなくて済む状態」を作ることができます。

反応がまったく変わります。
冬は、体力を仕上げる時期ではなく、土台を整える時期です。

冬の今に意識したい、体力づくりの考え方と進め方

冬の体力づくりで大切なのは、「追い込んだ感覚」や「やった感」を作ることではありません。
目的はあくまで、春から夏にかけて必要になる運動量を、無理なくこなせる下地を作ることです。

そのために意識したいポイントは、次の3つです。

  • 会話ができる程度の強度で体を動かす
  • 翌日に強い疲れを残さない範囲に収める
  • 一時的な頑張りよりも、続けられる頻度を優先する

このくらいの強度であれば、体への負担を抑えつつ、全身持久力を少しずつ高めていくことができます。
「楽すぎるわけではないが、無理もしない」ラインを積み重ねることで、体力の受け皿が整っていきます。

この下地があるだけで、春以降に運動量を増やしたときのきつさや疲労感は大きく変わります。
冬の今は、体力を仕上げる時期ではなく、これから増える運動量に耐えられる状態を作る時期と捉えることが重要です。

冬の今からやっておくべきこと②:体を「使える状態」に整える

引き締めたい部位ほど、いきなり高負荷トレーニングでは使われにくい

例えばですが、夏前になると、「お腹を引き締めたい」「お尻を上げたい」といった具体的な目標を持つ人が増えてきます。
本来であれば、スクワットなどのある程度負荷の高いトレーニングで、しっかり筋肉に刺激を入れていきたいところです。

しかし実際には、引き締めたいと感じている部位ほど、日常生活の中でうまく使われていないケースが多く見られます。
その状態でスクワットを行っても、狙っているお腹やお尻に十分な刺激が入らず、太ももや腰まわりに負担が集中してしまうことも少なくありません。

こうした場合、いきなり高負荷のトレーニングを行うよりも、まずは
「使いたい筋肉を意識して動かす」「正しい動き方を思い出す」ためのエクササイズ
から始める必要があります。

問題は、夏前にこの段階から始めてしまうと、
筋肉を目覚めさせる → 基本的な動きを整える → 負荷の高いトレーニング
というプロセスを踏んでいる間に、あっという間に夏が来てしまうことです。

だからこそ、冬のうちにやっておきたいのは引き締めそのものではなく、春から負荷の高いトレーニングにスムーズに入れるための準備です。
この下地があるかどうかで、夏前に「効かせる段階」に入れているかどうかが大きく変わってきます。

冬は「鍛える前の準備」を進めておくのに最適な時期

冬の今に優先したいのは、いきなり筋肉を追い込むことではありません。
夏に向けて本格的なトレーニングを成立させるために、体を正しく使える状態を先に作っておくことです。

具体的には、

  • 股関節や背骨など、大きな関節をしっかり動かす
  • お腹やお尻など、体を支える筋肉を「使える状態」に戻す

といった準備の段階にあたる作業です。

この工程を飛ばしたまま春以降に負荷の高いトレーニングを始めると、狙った部位に刺激が入りにくく、遠回りになりやすくなります。
一方で、冬のうちに体の使い方を整えておけば、春からのトレーニングで「効かせたいところに効かせる」状態に入りやすくなります。

つまり冬は、引き締めを始める時期ではなく、春から本格的に鍛えるための下地を作る時期です。
この準備ができているかどうかで、夏前に進める段階が大きく変わってきます。

向井

ポジショントークで恐縮ですが、この部分に関しては、ぜひパーソナルトレーナーを頼ってほしい場面だと感じています。

「体を整える」「使い方を戻す」という段階は、自己流でもできそうに見えて、実際には

  • どの関節が動いていないのか
  • どの筋肉がサボっているのか
  • どの筋肉がサボっている筋肉の役割を補っているのか


を自分で判断するのがかなり難しいからです。

ここを曖昧なまま進めてしまうと、時間だけが過ぎてしまい、「気づいたら夏が来ていた」というケースも少なくありません。
だからこそ、最短距離で次の段階に進むための投資として、この部分だけでも専門家の視点を借りる価値は十分にあると思います。

冬の今からやっておくべきこと③:食事は「減らさず、崩さない」

夏ギリギリに食事を変えようとすると、体も生活も追いつきにくい

夏前になってからダイエットを始めようとすると、どうしても短期間で結果を出そうとしがちです。
その結果、消費カロリーを一気に増やしたり、食事量を急に減らしたり、たんぱく質の摂取量を急激に増やそうとするケースが多くなります。

問題は、こうした変化に体だけでなく、心や生活リズム、食事の準備そのものが追いつかないことです。
急に食事内容を変えようとすると、献立を考える時間が増えたり、自炊や買い物の負担が一気に重くなったりします。
その状態で仕事や家事と並行しながら続けるのは、想像以上にハードです。

さらに、体がまだその変化に慣れていない段階で急に
「摂取量を減らす」「たんぱく質を増やす」
といった調整を一気に行うと、空腹感やストレスが強くなりやすく、気持ちの面でも続けにくくなります。

だからこそ重要なのが、夏前にまとめて変えようとしないことです。
冬のうちから少しずつ食事の形を整えておけば、春以降に量や内容を調整する際も、体と生活の両方が無理なくついてきます。

この準備ができているかどうかで、夏前に「食事が続くかどうか」が大きく変わってきます。

冬のうちに「変えなくて済む食事」を作っておく

冬の今に整えておきたいのは、食事量を減らすことではありません。
夏前に慌てて大きく変えなくても済む食事の形を、先に作っておくことです。

夏ギリギリになってからダイエットを始めようとすると、

  • 摂取カロリーを一気に下げる
  • たんぱく質量を急に増やす
  • 自炊や買い物の頻度を急に上げる


といった変化が同時に起こりやすく、体だけでなく生活全体が追いつかなくなります。

それを防ぐために、冬の今から意識したいのは次のポイントです。

  • 食事時間を大きく乱さず、ある程度のリズムを保つ
  • 極端な我慢を習慣にしない
  • たんぱく質は体重1kgあたり1.2〜1.6g程度摂れるようになりたいが、現状差がある場合はいきなり増やすのではなく徐々に増やしていく

この土台ができていれば、春以降に
「少し量を調整する」「内容を整える」
といった変化を加えても、体や生活が無理なくついてきます。

逆に、この準備がないまま夏前に食事を変えようとすると、
調整そのものに時間がかかり、気づけば夏を迎えてしまうことも少なくありません。
冬のうちに食事の形を整えておくことは、夏に間に合わせるための現実的な準備です。

まとめ

夏に向けて体を引き締めたいと考えたとき、うまくいくかどうかを分けるのは「どれだけ頑張れるか」ではありません。
夏前に必要な段階に、きちんと間に合っているかどうかです。

夏が近づいてから動き出そうとすると、限られた期間で結果を出そうとするため、
運動量も食事調整も一気に求められるようになります。
その状態で、体力や体の使い方、食事の形が整っていないと、
「きつい」「続かない」「思ったほど変わらない」
という結果につながりやすくなります。

だからこそ、冬の今にやるべきなのは、引き締めそのものではありません。

  • 春から夏にかけて必要になる運動量をこなせる体力を整えておく
  • 引き締めたい部位を、トレーニングで正しく使える状態にしておく
  • 夏前に大きく変えなくて済む食事の形を作っておく

こうした準備ができていれば、春以降に運動や食事を調整しても、無理なく前に進めます。

夏ギリギリになって慌てるのではなく、
「夏に間に合う状態」を先に作っておくこと
それが、結果につながりやすい人が冬から意識している考え方です。

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