トレーニング

1か月で-10kg?毎日運動?それが続かない原因です

「毎日30分運動する!」と決めたのに続かない…

「今度こそ痩せたい!」「1か月で10kg落とす!」
そう強く決意したものの、気づけば三日坊主で終わってしまった…。

そんな経験はありませんか?

運動が続かない理由は「意志が弱いから」ではありません。
実は、誰にでも起こりうる“目標設定の仕方”に原因があるのです。

今回は、運動が続かない理由のひとつ 「非現実的な目標設定」 を取り上げ、その背景と解決策をわかりやすくご紹介します。

なぜ「非現実的な目標」は続かないのか?

極端な目標は達成困難

モチベーションが高いときほど、人は極端な目標を立てがちです。
「1か月で-10kg」「毎日必ず運動」など、生活リズムに合わない目標は最初から無理があります。

達成できなければ自分を責め、モチベーションは急降下。
その結果、運動自体をやめてしまう流れになりやすいのです。

成功体験が積み重ならない

運動習慣を作るうえで大切なのは「小さな成功体験の積み重ね」。
ところが、最初から完璧を目指すと“できなかった経験”ばかりが残り、自己効力感が下がります。

共感できる失敗例

  • 「毎日30分走ると決めたけど、残業続きでできず、やる気がなくなった」
  • 「1か月で-10kgを掲げたけど、達成できず自己嫌悪に」
  • 「“絶対やる!”と誓ったのに、1週間で挫折」

これらはすべて、非現実的な目標設定 に共通する現象です。
無理のある目標は続かなくて当然。問題は「できない自分」ではなく、「設計の仕方」にあるのです。

今日からできる5つの対処法

ここからは、極端な目標を立てがちな人でもすぐ実践できる解決策をご紹介します。

対処法1:短期+長期目標を組み合わせる

人の脳は「すぐに得られる報酬」には反応しやすい一方で、「長期的な利益」には弱いという特徴があります。
そのため、短期で実感できる目標長期で達成したい目標を両立させることが大切です。

  • 短期目標例:「3週間で肩こりを改善する」「1か月で階段をラクに登れるようにする」
  • 長期目標例:「3か月後に体力を底上げする」「半年後に好きな服を着こなす」

短期的な成果で「できた!」を感じながら、長期的な目標で方向性を見失わないようにするのがコツです。

👉 実践ステップ
手帳やスマホに「短期目標(3週間)」と「長期目標(3か月)」を書き分けてみましょう。

対処法2:MAX目標とMIN目標を設定する

「できれば30分運動したい。でも最低でも5分なら必ずやる」
このように、目標に幅を持たせると心理的ハードルが下がります。

人は「完璧にできなかった」と思うと一気にやる気を失いますが、最初から“最低ライン”を決めておけば「今日は最低限クリアできた」と感じられます。

  • MAX目標例:「ウォーキング30分」
  • MIN目標例:「寝る前にストレッチ5分」

👉 実践ステップ
今の目標を「MAX」と「MIN」に分けて書き出してみましょう。
「今日はMINでOK」と思えるだけで、継続率が一気に上がります。

対処法3:数値以外の目標を設定する

「体重-5kg」や「体脂肪率-3%」だけを追い続けると、すぐに結果が出ない時期に心が折れてしまいます。
そこでおすすめなのが、日常生活に直結する目標を取り入れること。

  • 「階段を登るときに息切れしない」
  • 「ぐっすり眠れるようになる」
  • 「肩こりが減ってラクになる」

数値の変化よりも「生活が楽になった」「気持ちが前向きになった」といった実感があると、継続のモチベーションにつながります。

👉 実践ステップ
運動を始める目的を「生活の質がどう変わるか」に置き換えて、ノートに1つ書いてみましょう。

対処法4:「小さな目標」を習慣化に結びつける

大きな目標を掲げても、日常生活に溶け込まなければ続けるのは難しくなります。
そこで効果的なのが、「既にある行動に紐づけて小さな目標を設定する」という習慣化の工夫です。

たとえば…

  • 歯を磨いたらスクワットを5回する
  • 帰宅して靴を脱いだらストレッチを3分する
  • 朝のコーヒーを淹れたら、つま先立ちを10回する

このように「行動のトリガー(きっかけ)」に運動を組み込むことで、無理なく習慣化しやすくなります。

心理学ではこれを「If-Thenプランニング(○○したら△△する)」と呼び、継続行動を高める方法として知られています。

👉 実践ステップ
普段の生活の中から「毎日必ずやっている行動」を3つ書き出し、それぞれに1分以内でできる運動を結びつけてみましょう。
たとえ小さな積み重ねでも、“習慣の型”さえ作れれば継続力は格段に上がります。

対処法5:専門家と一緒に現実的な目標を立てる

自分ひとりで目標を立てると、どうしても「極端」か「曖昧」になりがちです。
専門家と一緒に考えることで、生活に合った続けられる目標が見えてきます。

当ジムでは、

  • 「仕事や家事の合間でもできるプラン」
  • 「体力レベルに合わせた段階的なステップ」

を一緒に設計し、無理なく続けられるサポートを行っています。

👉 実践ステップ
「一人で目標を立てると極端になるな…」と感じたら、専門家に相談してみてください。続けられるかどうかは、意志ではなく“設計の仕方”で変わります。

成果事例の紹介

当ジムに通う40代女性のお客様も、最初は「毎日運動しなきゃ」「1か月で大幅に痩せる」と意気込んで挫折してしまいました。

しかし、「最低5分でもOK」というMIN目標を導入したことで気持ちが切り替わり、運動を続けられるように。
結果的に「階段がラクになった」「体重も自然に減ってきた」と嬉しい変化を実感されています。

まとめ+次回予告

運動が続かないのは、誰にでもある自然なことです。
大切なのは「自分に合った理由」を見つけ、その理由に合わせた工夫をすること。

今回は「②目標設定が非現実的」という理由を取り上げました。
現実的に続けるための5つの工夫をご紹介しましたが、まずはできるものを一つ試してみてください。

  • 短期目標と長期目標を組み合わせる
  • MAX目標とMIN目標を設定する
  • 数値以外の目標を立てる
  • 小さな目標を習慣化に結びつける
  • 専門家と一緒に調整する

その小さな一歩が、必ずあなたの未来につながります。
そしてこれは、数ある理由のひとつにすぎません。

次回は「運動が続かない理由③:最初から飛ばしすぎる」についても掘り下げていきます。

「どうしても続かない」と悩んでいる方は、ぜひシリーズを通して読んでみてください。
きっと、自分に合った運動の続け方が見つかるはずです。

向井

完璧じゃなくていいんです。“できなかった自分”を責めるよりも、“できた小さな一歩”を大事にしてください。その積み重ねこそ、運動を続ける力になりますよ。

体験トレーニングのご案内

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専門トレーナーが一緒に無理なく続けられる目標を設計し、“続けられる運動習慣”づくりをサポートします。

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