トレーニング

なぜ運動は続かない?よくある9つの理由と今日からできる対処法

「運動こそ、健康の基本」
わかっているつもりなのに、いつの間にかやめてしまう。
続けようと思っても、気づけば1日、また1日と空いてしまう。
そんな経験、ありませんか?

運動が続かないのは、意志が弱いからではありません。
実は誰にでも共通する“よくある理由”があるんです。

今回は、運動が続かない原因を9つにまとめ、すぐにできる小さな対処法も添えてご紹介します。
「次こそは続けたい」そう思ったことがある方は、ぜひ参考にしてみてください。

今日の記事があなたにできること

この記事を読み終えたとき、
あなたは「三日坊主」だった過去の自分に、きっと少し優しくなれるはずです。

そして同時に、「今度こそ続けられるかも」と前向きな気持ちにもなっているはず。

なぜならここで紹介する9つの理由は、どれも誰にでも起こる“あるある”ばかり。
それに対してご提案する対処法は、特別な根性や完璧さがなくても始められる工夫ばかりだからです。

今回はそれぞれの理由と対処法をコンパクトにまとめていますが、次回以降の記事では、それぞれの原因をもっと深掘りし、より実践的なアドバイスをご紹介していきます。

「今回は続けたい」そう思っている方は、ぜひ今後の更新もチェックしてみてください。
運動との向き合い方が、きっと少しずつ変わっていくはずです。

運動が続かないのはなぜ?

運動が続かない理由は人それぞれに見えて、実は“よくある共通点”が存在します。
ここでは代表的な9つの理由を紹介しながら、すぐに実践できる対処法をセットでご紹介します。

「これ、私のことかも…」という項目がきっと見つかるはずです。

1. 目的があいまい

「なんとなく健康のため」「痩せたほうが良さそう」──このように目的がふんわりしていると、日常の忙しさに負けて優先順位が下がりやすくなります。運動は習慣化するまでにエネルギーが必要な行動。目的が具体的でないと、そのエネルギーを注ぐ理由を見失ってしまいます。

対処法例

1ヶ月ごとに「なぜ運動したいのか」をメモに書いて更新する
 目的は変わってもOK。定期的に立ち止まることで、惰性になりにくくなります。

「体重」や「体脂肪率」以外の目的も設定する
 見た目や数値だけでなく、「階段がラク」「夜ぐっすり眠れる」など、生活に直結する目的も加えるとブレにくくなります。

「なりたくない自分」も書き出しておく
 例:「疲れやすくて休日に寝てばかりの自分には戻りたくない」など、ネガティブな視点もモチベーションになります。

2. 目標設定が非現実的

モチベーションが高いときほど、「1ヶ月で−10kg」「毎日運動」など極端な目標を立てがちです。しかしそれが現実の生活に合っていないと、できなかった自分に落ち込んで、早々に諦めてしまう流れになります。成功体験を積み上げる設計でなければ、継続は困難です。

対処法例

“短期で実感できる目標”と“長期目標”を組み合わせる
 例:「まずは3週間で肩こり改善」+「3ヶ月後に体力向上」など、手応えと達成感の両方を感じられる設計に。

「MAX目標」と「MIN目標」を分けて設定する
 例:「できれば30分、最低でも5分」は心理的ハードルが低くなり、達成感が増します。

専門家や成功体験者に“目標の妥当性”を相談・調査する
 自分だけで考えず、パーソナルトレーナーや経験者の話を聞くことで、現実的な目標ラインが見えてきます。

3. 最初から飛ばしすぎる

新しいことを始めたときはテンションが高く、必要以上に頑張ってしまうことがあります。しかし身体が慣れていない状態で負荷をかけすぎると、筋肉痛や疲労感が強くなり、「もうやりたくない」という感情につながってしまいます。意欲があるほど落とし穴にも入りやすいのがこのパターン。

対処法例

「物足りないくらいで終える」を自分に許可する
 頑張り屋さんほど「もっとやらなきゃ」と思いがちですが、初期は「ちょっと少なめ」で終えることで「またやりたい」に変わります。

「やった直後」より「翌朝の体調」に意識を向ける
 頑張りすぎた翌朝に強すぎる疲れや痛みが残ると継続意欲が下がります。翌朝の体調が良い、筋肉に程よい張り感があるということであればそれが“ちょうどいい量”の証です。

「体に覚えさせる期間」と割り切る
 最初の2〜3週間は“成果を出す時期”ではなく“運動に慣れるための準備期間”と捉えると、気持ちがラクになります。

4. 結果をすぐに求める

現代人は“即効性”に慣れているため、「やればすぐ変わるはず」と思い込みやすくなっています。しかし体の変化は数週間〜数ヶ月単位で現れるもの。特に体重や見た目は変化が緩やかなので、そこだけを評価基準にしていると「意味ないかも」と感じやすくなります。

対処法例

「変化を記録して見返す」ことで積み上げを実感する
 体重や体脂肪率だけでなく、「肩こりが減った」「階段が楽」などの“できるようになったこと”を日記やアプリで見える化。

目に見えにくい“内側の変化”にも目を向ける
 例:睡眠の質・気分の安定・疲れにくさなど、体重より早く出る変化を感じ取ると、継続の手応えが得られます。

SNSやネット上の“急成長の例”と比較しない
 他人の成功例は過程が見えません。自分の“昨日との比較”に意識を戻すことで、自己肯定感を保てます。

5. 忙しくて時間が取れない

「やる気はあるけど、やる時間がない」。特に家事・育児・仕事を抱える人にとっては、運動が“最後の優先順位”になりがちです。「30分確保できなければ意味がない」と思ってしまうと、結果的に何もしない日が続いてしまいます。

対処法例

「5分でもOK」と自分に許可を出す
 例:ヨガ・ストレッチ・その場足踏みなど、短時間でも“やった感”があるものを選び、行動のハードルを下げます。

生活の中に“固定スキマ”をつくる
 例:朝の着替え前、寝る前の2分など、毎日同じタイミングに動く習慣を設定。考える手間が減り、継続率UP。慣れるまではアラームをセットしておくと忘れません。

“ながら運動”で「やらなきゃ」を「ついで」に変える
 例:歯磨きしながらスクワット、電子レンジを待つ間にかかと上げなど、生活の延長でできる動きを習慣化。

6. やっていて楽しくない

運動が「義務」や「苦行」になってしまうと、続けるのは難しくなります。内容が単調すぎたり、好きでもない種目を我慢してやっていたりすると、脳が“ストレス反応”として記憶し、次に行動を起こすことが億劫になります。

対処法例

「好きなもの」と運動を組み合わせてみる
 例:好きな音楽を聴きながら・推しの配信を見ながら・お気に入りのウェアでなど、楽しみの要素を混ぜて“娯楽時間”に変える。

“飽きないように毎回違うこと”を意識的にやってみる
 例:毎日違う種目・順番・音楽・場所など、小さな変化で刺激を加えると“単調”が避けられる。

“誰かと一緒にやる”だけで楽しくなることもある
 例:友人・家族・パートナーとストレッチやウォーキングをするだけで、笑いや会話が加わり“義務感”が薄れる。

7. 体の変化に気づけていない

運動による体の変化は、日々少しずつ積み重なっていくもの。毎日鏡を見る人ほど、その変化に気づきにくく、「やっても意味があるのかな」と感じやすくなります。成長を感じられないと、継続する価値が薄れてしまいます。

対処法例

「ビフォー・アフター写真」を1ヶ月単位で記録する
 例:正面・横・後ろ姿を同じ服・同じ角度で撮影。変化がわかりやすく、自分では気づけなかったラインの変化にも気づけます。

洋服のフィット感を“変化の物差し”にする
 例:以前はキツかったジーンズがすんなり履けた、二の腕にゆとりが出たなど、服は「体の変化を測るメジャー」になります。

“数値以外”の指標にも意識を向けるクセをつける
 体重・体脂肪率に縛られず、姿勢・動きやすさ・気分など“日常での快適さ”を自分なりの成功指標に設定します。

8. 誰にも見られていない(報告しない)

人は“誰かに見られている・応援されている”と感じると行動が継続しやすくなります。逆に自分だけで黙々とやっていると、「今日はサボってもいいか…」とハードルがどんどん下がってしまいます。

対処法例

信頼できる人に「今週〇回運動する」と宣言する
 口に出して宣言することで、意識が変わり、行動のハードルが下がります。

SNSや日記アプリに行動記録を書き残す
 誰かが見ている(かもしれない)という環境が“ゆるい見張り役”となり、やる気につながります。

「いつでも行ける」ではなく“行く約束”を予定に組み込む
 「毎週水曜18:30〜のパーソナルトレーニングを継続中」「土曜10時は予約制ヨガレッスンに参加」など、あらかじめ予定に組み込む

9. そもそも運動が苦手

過去の体育の経験やコンプレックスが原因で「自分は運動ができない人間だ」と思い込んでしまうことがあります。できない=恥ずかしい=やらない、という負のサイクルに入ってしまうと、スタートすら難しくなります。

対処法例

“他人と比べる”をやめて“昨日の自分と比べる”
 運動が得意な誰かではなく、1歩前に進んだ自分を評価しましょう。それが長続きのコツです。

“競争しない・誰にも見られない空間”で始める
 周りと比べなくていい、プライベート空間やパーソナルレッスンが安心して一歩を踏み出せる場になります。

“教えてくれる人”を持つ
 運動が苦手な人には、「うまくいくやり方」まで寄り添ってくれる指導者の存在がとても重要です。

まとめ:続けるために必要なのは「完璧さ」じゃない

運動が続かないのは、意思が弱いからでも、根性が足りないからでもありません。
誰にでも起こる“ごく自然なこと”です。

大切なのは、
「できない自分」を責めるのではなく、なぜできなかったのかを丁寧に見つめて、ひとつずつ整えていくこと。

「忙しいから」「効果が見えないから」「面倒だから」──
その裏には、ちょっとした工夫で解消できる“続かない理由”が必ずあります。

そして、一度整えれば、次にまた始めるときにも大きな武器になります。

向井

うまくいかなかった日があっても大丈夫。“続けられる形”は一緒に作っていきましょう!

次回予告:次は「目的があいまい」問題を深掘り!

この記事では、運動が続かない9つの理由と対処法をざっくりご紹介しました。
次回はその中から1つ、「目的があいまい」になりがちなケースについて深掘りし、やる気が続く目標設定のコツを具体的にお届けします。

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