トレーニング

「最初から飛ばしすぎる」と続かない?三日坊主にならないための5つのコツ

「よし、今日から運動を始めよう!」

そう意気込んだものの、数日後には疲れが出て「今日は休もう」となり、気づけば1週間空いてしまった・・・。
そんな経験はありませんか?

運動が続かない理由は人それぞれ。
「忙しくて時間が取れない」「目的があいまい」「完璧を求めすぎる」など、誰にでも起こり得る要因があります。

今回はその中のひとつ、“最初から飛ばしすぎる” という落とし穴について掘り下げていきます。

意欲がある人ほど陥りやすく、「頑張ったのに続かない」と自信を失ってしまうことも。
しかしこれは「意志が弱い」からではありません。
ほんの少し“ペースの作り方”を変えるだけで、驚くほど続けやすくなるのです。

なぜ“最初から飛ばしすぎる”と続かないのか

新しいことを始めるとき、人はやる気に満ちています。
「今度こそ続けたい!」という前向きな気持ちはとても大切です。

しかし、その勢いのまま必要以上に頑張ってしまうと、体も心も疲れすぎてしまいます。
筋肉痛が長引いたり、睡眠の質が下がったり、翌日に疲れを持ち越すことで「もうやりたくない」という気持ちが芽生えるのです。

特に40〜60代の女性の方は、久しぶりに運動を始めるケースが多く、若いころの感覚で動いてしまいがち。
「昔はもっと動けたのに」と無意識に自分を追い込み、結果としてリズムを崩してしまう方も少なくありません。

共感できる具体例

  • 新しいウェアを買って毎日ジムに通ったが、3日目で全身筋肉痛になり挫折。
  • 1週間で結果を出そうと毎日ランニングを続けたが、膝を痛めて中断。
  • 「頑張らなきゃ」と思いすぎて疲労が抜けず、罪悪感とともにモチベーションが低下。

これらはすべて“飛ばしすぎ”からくる自然な反応です。
努力不足ではなく、ペース設定が体のリズムと合っていなかっただけなのです。

今日からできる5つの対処法

ここからは、意欲はあるのに続かない人が取り入れやすい、現実的な5つの工夫をご紹介します。
どれも特別な準備は不要。今日から実践できるものばかりです。

対処法①:「物足りないくらいで終える」勇気を持つ

多くの人は「せっかくやるならしっかりやりたい」と思います。
しかし、最初のうちは“やりきる”よりも“余力を残す”ほうが続きます。

脳は「もう少しやりたい」と感じると、次の行動意欲を高める仕組みがあります。
つまり、少し物足りないくらいで終えることが「またやりたい」につながるのです。

「今日はまだ元気だけど、ここでやめよう」
この判断ができる人ほど、結果的に長く続けられます。

対処法②:「翌朝の体調」を基準にする

運動の効果は“やった直後”ではなく、“翌朝どう感じるか”で判断しましょう。

やりすぎた翌朝は、だるさや筋肉痛が強く、再開への意欲が下がります。
一方で、翌朝に「少しスッキリしている」「体が軽い」と感じると、それが“ちょうどいい量”のサイン。

継続のカギは、「動いた日の翌朝の体調」を観察し、次の負荷を調整することにあります。
体の声を聞くことで、無理のないリズムが自然に生まれます。

向井

筋肉痛を“頑張った証”として励みにできるのは、とても良いことです。
ただし、注意したいのは“筋肉痛=効果的な運動”とは限らないので、その点は覚えておいてください。

実際、筋肉痛は“新しい刺激に体が慣れていない”サインでもあり、強く出すぎると回復が追いつかなくなります。
目安としては、48〜72時間(2〜3日)以内に痛みが引く程度が理想です。

それ以上長引く場合は、筋肉や関節に過度な負荷がかかっている可能性も。
「筋肉痛がある=成長中」とポジティブに受け止めつつ、痛みの質と期間にも耳を傾けていきましょう。

対処法③:「体に覚えさせる期間」と割り切る

最初の2〜3週間は、「成果を出す時期」ではなく「体を慣らす準備期間」と考えてください。

体は、急な変化に弱い生き物です。
どんなに意欲があっても、筋肉や関節、呼吸機能が新しい負荷に慣れるには時間が必要です。

この期間は「トレーニングの成果」ではなく「運動することに慣れる」ことを目的にしましょう。
「焦らず、整える期間」と割り切るだけで、心にも余裕が生まれます。

対処法④:「頑張る日」と「休む日」のリズムを決める

続けるために最も大切なのは、“メリハリ”です。

人は「毎日続ける」よりも、「休みを計画に入れる」方が継続率が上がるという研究もあります。

例えば

  • 月・木はジムに行く
  • 火・金はストレッチだけ
  • 水・日曜は完全休養

というように、“やらない日”をあらかじめ決めておくのがコツ。

これにより、罪悪感なく休めるだけでなく、体の回復サイクルも安定します。
「今日は休む日だから大丈夫」という安心感も継続の一部です。

対処法⑤:「終わり方のルール」を決める

「疲れたから終わり」ではなく、「○セットやったら終了」「15分動いたら終了」と決めておきましょう。

ルールを決めることで“達成感”が生まれ、自己効力感(やればできる感覚)を育てます。
この“達成感の積み重ね”が、習慣化の最大の味方です。

また、終わり方を決めておくと「もう少し頑張ろう」が起きても引きずられにくく、結果的に怪我や疲労の予防にもつながります。

成果事例の紹介

当ジムに通う40代女性のお客様にも、最初は「やる気満々で毎日通っていた」方がいらっしゃいました。

1週間ほどで疲労が溜まり、筋肉痛も強く出てしまい「思うように動けない」状態に。
しかし、担当トレーナーと一緒に「週2回ペース+軽めストレッチを追加」という形に変更。

すると2週間後には体が軽く感じられ、1ヶ月後には
「以前より階段の上り下りがラクになった!」
という実感を得られました。

“頑張る量を減らしたのに、結果が出た”
――この経験が継続への自信に変わり、現在も半年以上トレーニングを続けられています。

まとめ+次回予告

運動が続かないのは、誰にでもある自然なことです。
大切なのは「なぜ続かないのか」を知り、自分に合ったペースを見つけること。

今回は、意欲がある人ほど陥りやすい「最初から飛ばしすぎる」という理由を取り上げました。

今日紹介した5つの工夫は、どれも簡単に取り入れられるものです。

  • 物足りないくらいで終える
  • 翌朝の体調を基準にする
  • 慣らし期間と割り切る
  • 頑張る日と休む日を決める
  • 終わり方のルールをつくる

この中のひとつでも実践するだけで、“続けられる自分”に近づけます。

そして、これは9つある理由のひとつにすぎません。
次回は「結果をすぐに求める」タイプの落とし穴について掘り下げていきます。

「どうしても途中でやめてしまう」という方は、ぜひこのシリーズを通して読んでみてください。
きっと、自分らしい運動との付き合い方が見つかるはずです。

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