栄養

【徹底比較】ご飯vsパン、コスパが良いのは?2kg2000円のお米と6枚切り180円のパンでパーソナルトレーナーがガチ検証

毎日のニュースを騒がせているお米、ここまで高くなってしまうと家計が大変ですよね。
私も先日、お米を買おうとスーパーに行ったら、2kgで2,000円。「報道の通り高いなあ、大臣が変わったけれども、いつまで続くのかな」と思いました。

もしかしたら、「お米は高いからパンや麺類など、主食を他のものに差し替えなくちゃ」と考える人も少なくないのではないでしょうか?
一方で「お米は高くなったけれど、ほかの主食類と比較するとコスパ的にはどうなんだろう」という疑問も湧いてきました。
日々の食事で主食は欠かせない存在ですが、家計を考えると少しでもコスパの良い選択をしたいものです。

そこで今回は、私が最近買った 2kg2,000円のお米6枚切り180円の食パン を例に、
【ご飯 vs パン】コスパ徹底比較を行ってみました。

主食選びの参考に、ぜひ最後までお読みください!

向井

もともとブログ記事にするつもりで調べたのではなかったのですが、結果の面白さに「是非皆さんにも知ってもらいたい」という気持ちがわいてきました笑

ご飯vsパン、コスパ徹底比較【7番勝負】

【第1戦】1食あたりの値段

まずは、日々の食事で直結する「1食あたりの値段」を比べてみましょう。

■ご飯の場合

今回使用するお米は、2kgで2,000円。
ここから逆算すると、お米1gあたりの価格は
→ 2,000円 ÷ 2,000g = 1円/g

では、茶碗1杯分のご飯を炊くにはどれだけの生米が必要でしょうか?
一般的に炊き上がり150g(普通の茶碗1杯分)を作るには、生米で約50g使用します。

よって、
→ 50g × 1円 = 50円/杯

■パンの場合

比較対象の食パンは6枚切り1袋(180円)。
1枚あたりの価格は
→ 180円 ÷ 6枚 = 30円/枚

■さらにもう一歩掘り下げ

実はここで重要なのは「食べる量の違い」です。

  • ご飯150g(炊きあがり)とパン1枚60gは、見た目の満足感がかなり違う
  • 実際には「ご飯はお茶碗2杯、パンは2枚」という日もあり、食べ方によってコスト差は広がったり縮まったりする

ただ、「標準的な1食」を前提にすると今回のように

  • ご飯:50円
  • パン:30円

となります。

👉 この段階では「パンの方が安い」という結果になりますが、あくまで「量の基準」に注意が必要です。

【第2戦】糖質1gあたりの値段

主食の栄養の中心は、やはり糖質。
糖質は体のエネルギー源となる重要な栄養素です。
ここでは「糖質をどれだけ安く摂取できるか?」を比べてみます。

■ご飯の場合

茶碗1杯(炊き上がり150g)の糖質量はおおよそ55gです。
(白ご飯100gあたり糖質約37g → 150gだと37g×1.5=55.5g)

糖質55gを50円で摂取しているので
→ 50円 ÷ 55g ≒ 0.91円/g

■パンの場合

6枚切り1枚(約60g)の糖質量は約25g。
(食パン100gあたり約42g → 60gだと42g×0.6=25.2g)

糖質25gを30円で摂取しているので
→ 30円 ÷ 25g ≒ 1.2円/g

■ポイント

  • 実は「糖質単価」で見ると、ご飯の方が安くエネルギー補給ができるのです。
  • 糖質補給を重視するスポーツやハードな活動の日には、ご飯のほうがコスパ良好です。

👉 糖質コスパはご飯が優勢。

【第3戦】カロリー1kcalあたりの値段

次は、単純なエネルギー源としてのコストを比較します。
同じ「食費の節約」を考えるなら、このカロリー効率も無視できません。

■ご飯の場合

茶碗1杯150g → 約250kcal
(白ご飯100gあたり約168kcal)

→ 50円 ÷ 250kcal ≒ 0.20円/kcal

■パンの場合

6枚切り1枚60g → 約160kcal
(食パン100gあたり264kcal)

→ 30円 ÷ 160kcal ≒ 0.19円/kcal

■ポイント

  • カロリー単価ではわずかにパンが有利ですが、実質はほぼ互角と言ってよい差です。
  • ここでも 「どのくらい食べるか」次第で差が広がるのが面白いところです。

👉 カロリーコスパはほぼ互角。ただし僅差でパン。

【第4戦】満腹感コスパ

実は主婦・主夫層を中心に意外と重要なのが「満腹感あたりのコスパ」です。
同じカロリーを摂るなら「腹持ちがいいかどうか」で食費も満足度も変わります。

■満腹感指数の考え方

  • ご飯:3.0(胃の中で水分を含んで膨らむ)
  • パン:2.0(食感はあるが腹持ちはご飯より短め)

■ご飯の場合

250kcal × 3.0 = 750満腹ポイント
50円 ÷ 750 ≒ 0.067円/満腹ポイント

■パンの場合

160kcal × 2.0 = 320満腹ポイント
30円 ÷ 320 ≒ 0.094円/満腹ポイント

■ポイント

  • ご飯は水分が多く、咀嚼も多くなるので「自然と満足感が高くなる」特徴があります。
  • 一方、パンは軽く食べられてしまうため「食べ過ぎやすい」傾向も。

👉 満腹感コスパはご飯が圧勝。

満腹感指数は、同じカロリー量の食品を食べた後、どれだけ満腹感が続くかを数値化した指標で、白パンを100として比較します。数値が高いほど満腹感が長続きします

ご飯の満腹感指数は「138」。計算をしやすくするためにご飯の満腹感指数を3.0と設定すると、パンは約2.0となります。

【第5戦】タンパク質コスト(アミノ酸スコア補正あり)

主食とはいえ、タンパク質の含有量や質も気になります。
今回は「アミノ酸スコア」も考慮して、実質的なタンパク質コスパを出してみました。

■ご飯の場合

  • 含有量:約3.8g(茶碗1杯)
  • アミノ酸スコア:70

→ 50円 ÷ 3.8g ÷ 0.70 ≒ 18.9円/実質タンパク質g

■パンの場合

  • 含有量:約5.3g(6枚切り1枚)
  • アミノ酸スコア:50

→ 30円 ÷ 5.3g ÷ 0.50 ≒ 11.4円/実質タンパク質g

■ポイント

  • パンは小麦+乳由来タンパク質を含む分、質・量ともにやや有利。
  • ただし両者とも主食単体では「タンパク源としてはやや弱め」であり、おかずの組み合わせは必須です。

👉 タンパク質効率はパンが有利。

【第6戦】ダイエット向き度

次は、体型管理を気にする方にとって重要な「ダイエット視点」での評価です。

■比較指標として使う要素:

  • 脂質量(g)
  • 満腹感スコア
  • 食べすぎリスク(加工食品度)

■ご飯(150g)の場合:

  • 脂質:約0.3g(非常に低い)
  • 満腹感指数:3.0(高い)
  • 加工度:低い(炊くだけ)

■パン(6枚切り1枚)の場合:

  • 脂質:約2.0g(乳製品・油脂由来)
  • 満腹感指数:2.0(やや低い)
  • 加工度:中〜高(油脂・糖分が添加)

■初心者視点での実用性:

  • ご飯は「加工品が少なく、間違えにくい」。おかずを意識すれば簡単に調整可能。
  • パンは「食べすぎやすい+ジャムやバターでカロリー加算しやすい」ため、初心者は管理が難しくなりがち。

👉 結論:ご飯が初心者ダイエット向けに有利

【第7戦】筋トレ向き度

最後は、筋トレ・ボディメイクをしている方の視点です。

■ご飯(150g)の場合

  • 糖質:約55g(筋グリコーゲン回復に十分)
  • タンパク質:約3.8g(少なめ)
  • 脂質:約0.3g(非常に低い)

ご飯は糖質源として非常に優秀です。筋トレ後のエネルギー補給にはピッタリ。ただし、タンパク質は少ないため、納豆・卵・鮭・キムチなどのおかずをプラスする必要があります。
逆に言えば、和食のおかずと組み合わせるだけで手軽に「筋トレ飯」へ仕立てられるのが強みです。

■パン(6枚切り1枚)の場合

  • 糖質:約25g(やや少なめ)
  • タンパク質:約5.3g(ご飯より多い)
  • 脂質:約2.0g(油脂由来)

パンはご飯よりも1枚あたりの糖質量はやや少なめですが、主食単体で少しタンパク質が多く含まれます。さらに、ハム・卵・ツナ・チーズなどを簡単に乗せてアレンジすれば、手軽にタンパク質強化が可能です。

■初心者向け実用性まとめ

実は、どちらも「少しの工夫」で筋トレ食に仕立てやすい主食です。

  • 糖質補給重視ならご飯
  • タンパク質補給の土台を作りやすいのはパン
  • アレンジの手軽さは互角

👉 結論:筋トレ初心者には、ご飯もパンも目的に合わせて使い分けができる。完全な勝敗はつかず「引き分け」に近い勝負。

向井

ダイエットや筋トレ向き度に関しては、一緒に組み合わせるものなど工夫次第で勝敗が変わります。

「客観的な数値」「初心者の取り組みやすさ」をもって勝敗を判断しましたが、工夫次第でどうとでもなりますのでパン派の人もごはん派の人も誤解なきようお願いします。

まとめ【ご飯vsパン・7番勝負の結果表】

比較項目ご飯パン
1食あたりの値段×
糖質コスパ×
カロリーコスパ×
満腹感コスパ×
タンパク質効率×
ダイエット向き度×
筋トレ向き度
向井

「〇・△・×」は「勝負」と銘打っているため「勝ち・引き分け・負け」を表しています。実際には僅差のものもあるので、点差は本文をご確認ください

最後に:結局どちらを選ぶべき?

今回の比較は、数字を使ったできる限り客観的な分析を行いました。
ただし、食事は「栄養」だけでなく「好み」「ライフスタイル」「体質」なども大切です。

  • 節約・満腹感重視 → ご飯
  • 忙しい朝・筋トレ中 → パン
  • 味の好み・手軽さ → 人それぞれ

この記事では感情論は挟んでいませんが、最後はあなた自身の主観も含めて総合的に判断していただけたらと思います。

ぜひ、ご自分に合った主食選びの参考にしてみてください!

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今回のように、主食の選び方ひとつでも栄養バランスや目的に合わせた工夫が大切です。

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