ダイエット

タンパク質重視の食事で知っておきたいお肉の脂質と栄養の話

「体にいいと思って食べていたのに…?」実は見落としがちな“脂質の質”に注目!

筋肉の維持や体力アップ、ダイエットのために「タンパク質中心の食事」を意識する方が増えています。
その中でも手軽に取り入れられるのがお肉。でもちょっと待ってください。脂質の種類や量まで意識できていますか?

実は、お肉選びを間違えると「知らずに脂質をとりすぎていた」ということも。
この記事では、タンパク質と一緒に含まれる「動物性脂質」の役割と注意点を整理しながら、
目的に合わせた“賢いお肉選び”をガイドします。

動物性脂質とは?植物性脂質との違い

脂質にはいくつかの種類がありますが、主に以下の2つに分けられます。

脂質の種類
  • 動物性脂質(飽和脂肪酸):肉類、乳製品、バター、ラードなどに多く含まれる
  • 植物性脂質(不飽和脂肪酸):オリーブオイル、ナッツ、アボカド、魚油などに含まれる

動物性脂質はエネルギー源になるほか、細胞膜の構成やホルモン合成、脂溶性ビタミンの吸収などに関わり、適量であれば私たちの体にとって必要不可欠な栄養素です。

ただし、摂りすぎには注意が必要です

動物性脂質は体内で固まりやすい性質を持ち、過剰に摂ると以下のようなリスクがあります。

  • 悪玉コレステロール(LDL)の増加
  • 内臓脂肪の蓄積
  • 動脈硬化や心疾患のリスク上昇

特に脂身の多い肉や加工肉(ベーコン・ソーセージ)を頻繁に食べると、知らずに脂質を摂りすぎていることも。

1日の脂質量における“動物性脂質”の理想バランス

脂質全体の摂取目安は、総エネルギーの20~30%程度とされています。
この中で「飽和脂肪酸(=主に動物性脂質)」の割合は、7%未満が理想です。

例:1日2,000kcalの食事
→ 脂質全体:44〜66g
→ 飽和脂肪酸(動物性脂質):15g未満が目安

つまり、お肉を選ぶときは「タンパク質が多くて、脂質は控えめ」な部位を中心にするのが身体の健康にとっては賢いやり方。
その上で、植物性脂質もうまく取り入れることが、健康的な食習慣のコツです。

向井

身体の健康にとっては脂質のコントロールは大切ですが、心の健康にとっては時には羽目を外すことも大切です。

「いつ何時でも低脂質にせよ!」と言いたいわけではないので、高脂質なお肉が好きな方も最後まで読んでください笑

脂質量で分ける!タンパク質中心の“賢いお肉選び”

■ 脂質10g以下/100g:毎日使いやすい“低脂質タンパク源”

  • 鶏むね肉(皮なし)
  • 鶏もも肉(皮なし)
  • 豚ヒレ肉
  • 牛もも肉(赤身)

これらは脂質が少なく、タンパク質が豊富。動物性脂質の過剰摂取を抑えながら、筋力・体力の維持をサポートできます。

【補足】鶏肉は皮の有無で脂質量が大きく変わります。
鶏もも肉(皮あり)は脂質約14g、皮なしでは約5g。
同じ鶏肉でも皮を取るだけで脂質が3分の1以下になります。

■ 脂質10g〜20g/100g:満足感と栄養の“バランス型”

  • 豚ロース
  • 牛肩ロース
  • 鶏もも肉(皮あり)※加えるとこのゾーンに相当

味の濃さや満足感が高い部位です。日常使いには脂質量がやや高めですが、焼く・茹でるなどの調理法や量で調整すれば十分活用可能です。

向井

「脂質は悪者」ではなく、「摂りすぎなければ大丈夫」。無理な我慢ではなく、コントロールする意識が大切です。

■ 脂質20g以上/100g:動物性脂質の“摂りすぎゾーン”

  • 牛バラ、カルビ
  • 豚バラ
  • 鶏手羽(皮つき)

これらはおいしさと満足感は抜群ですが、脂質量が高いため、頻度や量の調整がカギ
「外食やご褒美として楽しむ」位置づけで取り入れるのがおすすめです。

鶏・豚・牛それぞれの特徴と栄養素

肉の種類主な栄養素動物性脂質の量(部位による)体への働き
鶏肉ビタミンB6・ナイアシン少なめ(皮なし)免疫・代謝のサポート
豚肉ビタミンB1中程度疲労回復・ストレス対策
牛肉鉄・亜鉛・ビタミンB12やや多め貧血予防・肌や筋肉の修復

お肉の偏りをなくして、栄養バランスを底上げ!

「鶏むね肉だけ」では、ビタミンB1や鉄などが不足してしまうことも。
豚肉や牛肉も組み合わせることで、体調管理や代謝の効率が上がります。

向井

「1週間で3種類以上の肉を使う」とバランスが取りやすくなります。

今日から使える!バランスの良いお肉メニュー例

  • :鶏むね肉と卵のオープンサンド
  • :豚ヒレのしょうが焼き+玄米ごはん
  • :牛ももステーキ+ブロッコリー
  • 作り置き:鶏ささみの梅和え/豚ロースの塩麹焼き

植物性脂質を含む食材(オリーブオイル、ナッツ、アボカド)も意識して一緒に取り入れてみましょう。

✅まとめ

  • 動物性脂質は“避けるべき”ではなく、“量と種類を見極める”ことが大切
  • タンパク質中心の食事では、肉の部位選びと皮の扱いがポイント
  • 鶏・豚・牛をバランスよく使うことで栄養の偏りを防げる
  • 食事改善と運動を組み合わせると、よりラクに体が変わる

今日の買い物から、ちょっとだけお肉の選び方を意識してみてください。それが“疲れにくい体”への小さな一歩になります。

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