健康増進

寒くなって動けなくなる前に!体を軽く保つ3つの習慣

朝、布団から出るのがつらくなったり、「なんだか体が重い」と感じたりすることはありませんか?
気温が下がると血流が悪くなり、体温や筋肉の温度も下がりやすくなります。これによって筋肉がこわばり、動き出しにくくなるのです。

実際、寒い季節になると活動量が落ちる人が増えるという報告もあります(厚生労働省・国民健康・栄養調査より)。
しかし、ほんの少し意識して体を動かすことで、体の軽さや気分の明るさを保てることがわかっています。

この記事では、トレーナーとしての経験と科学的根拠の両面から、
「寒くなっても体が重くならないための3つの習慣」をお伝えします。

なぜ寒くなると体が重く感じるのか?

① 血流が悪くなり、筋肉がこわばる

気温が下がると、体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。
その結果、筋肉や関節への血流が減り、体がこわばりやすくなるのです。
これは生理学的に確認されている反応(末梢血管の収縮反応)で、筋肉が冷えると動かすまでに時間がかかる傾向があります。

🔍参考:American Journal of Physiology, 2019 — 寒冷環境下では筋温の低下により筋収縮効率が低下するとの報告あり。

② 代謝が一時的に落ちやすくなる

寒くなると「基礎代謝が上がる」と言われることもありますが、実際には活動量が減ることでトータルの代謝は下がる傾向があります。
とくに室内での時間が増えることで、一日の歩数が減るとエネルギー消費も低下します。
そのため、「太りやすくなった」「体が重く感じる」といった感覚につながりやすいのです。

③ 自律神経の乱れで“だるさ”を感じやすくなる

寒暖差が大きくなると、自律神経が体温調整に追われ、交感神経が優位になりやすくなります。
この状態が続くと、慢性的な疲労感や気分の落ち込みを感じる方が増える傾向があります。
(自律神経学会誌 2022年より、寒暖差が大きい季節に倦怠感や抑うつ傾向を訴える人が増えるとの報告)

寒い季節に取り入れたい3つの習慣

① 朝いちの“軽い伸ばし”でスイッチを入れる

朝は体温が一日の中で最も低く、血流も停滞しています。
いきなり強い運動をするより、肩・背中・股関節まわりを軽く伸ばすことから始めるのが効果的です。
たとえば、ベッドの上でできる「両手をバンザイ→全身伸ばし」でもOK。
これだけで体温が0.3〜0.5℃上がる傾向があり、動き出しがスムーズになります(運動生理学の観察研究より)。

向井

経験上、ここで“呼吸を整える”意識を持つと、1日の疲労感が減る方が多い印象です。

② 隙間時間の“こまめ動き”で血流をキープ

寒い日は、長時間座りっぱなしになる人が多いですが、30〜60分に1回立ち上がるだけで血流改善効果があります(Journal of Applied Physiology, 2020)。

・椅子から立ち上がって背伸びをする
・階段を使う
・洗い物中にかかと上げ運動をする

こうした“マイクロ運動”を取り入れることで、冷え・むくみの予防にもつながります。

向井

筋力も大事ですが、「動く頻度」を上げて体の軽さを実感した人の声を多く聞きます。

③ 週1回の“しっかり運動”で代謝リセット

筋肉は“熱を生む器官”です。
週1回でも全身を使う運動(スクワット・ウォーキング・ヨガなど)を取り入れることで、筋肉の温度が上がり、代謝・免疫・睡眠の質が改善するという報告があります(Sports Medicine, 2021)。


ポイントは「完璧を目指さず、習慣を切らさないこと」。

向井

寒い時期は「動かない日が続く」こと自体が代謝低下の原因です。1回だけでもやった方が確実にプラスになります。

寒い時期でも運動を続けるためのコツ

お気に入りの音楽をかける

テンションが上がる曲を聴きながら体を動かすと、脳内でドーパミンが分泌され、気分と集中力が高まることが分かっています(Frontiers in Psychology, 2022)。
特にリズムが一定のテンポ(BPM120〜140前後)の曲は、運動リズムとシンクロしやすく、“体が自然に動きたくなる”傾向があります。

また、音楽には「寒さの不快感を軽減する心理的効果」も確認されており、室内運動のモチベーション維持に有効です。
たとえば、好きなアーティストの曲を1曲分だけ流す“1曲運動法”など、時間を区切るだけでも行動のハードルが下がるでしょう。

「できる範囲でOK」と自分を許す

寒い季節は外的要因(天気・日照・気温)でどうしても活動量が落ちやすい時期です。
だからこそ、「完璧にやる」よりも「できた日を増やす」意識が重要です。
心理学の研究では、小さな達成の積み重ねが自己効力感(“自分はできる”という感覚)を高めることが示されています(Bandura, 1997)。

また、トレーナー経験上も「やらなきゃ」ではなく「今日はここまでできた」に意識を変えた方が、長期的に習慣が続きやすい傾向があります。
気分や体調に合わせて負荷を変えることも、継続には立派な戦略のひとつです。

予約制・パーソナルなど“約束の仕組み”を活用

人は自分との約束よりも、「誰かとの約束」や「外的要因」に対して行動を維持しやすい傾向があります(行動経済学的な「コミットメント装置」理論より)。
パーソナルトレーニングや予約制レッスンを利用することで、「行くのが当たり前」のリズムが生まれやすくなります。

特に寒い時期は「今日はいいか…」が続きやすいため、あらかじめスケジュールを固定する仕組みを作るのがおすすめです。
また、同じ時間・同じ曜日に動く“定時運動習慣”をつけると、自律神経のリズムが安定しやすく、体調や睡眠の質の改善にもつながる傾向があります。


寒い季節の継続ポイントは、「気持ちを上げる」「ハードルを下げる」「仕組みで支える」の3本柱。
人の意志だけに頼らず、“やりたくなる環境”をつくることが続けるコツです。

向井

冬は「体が動かなくなる時期」ではなく、「体を整えるチャンスの時期」です。
体を温めながら動かすことで、筋肉の働きも代謝も上がりやすくなります。
「できることから少しずつ」で十分。寒さに負けない体を一緒につくっていきましょう。

まとめ

寒くなってくると体が重く感じやすいのは自然なこと。
でも、朝の軽いストレッチ・こまめな動き・週1回のしっかり運動という3つの習慣を意識するだけで、
血流・代謝・気分のすべてが改善していきます。

「動けない季節」ではなく、「動けばラクになる季節」。
そう感じられる冬の体づくりを、ぜひ始めてみてください。

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